フィギュアスケートの高橋大輔さんの引退についてまとめました。
- 高橋大輔の引退理由は?
- 右ひざの怪我とは?
シングル時代にオリンピック銅メダル獲得や全日本選手権5回優勝など輝かしい成績を残したトップ選手!
アイスダンスに転向してからも四大陸選手権2位などの大活躍!
そんな彼の引退についてご紹介します。
高橋大輔の引退理由は二回とも「右ひざの怪我」が原因
高橋大輔さんの引退理由は二回とも「右ひざの怪我」が原因です。
二回目の引退時の会見でご本人は下記のようにお話しています。
高橋選手は引退を決めた理由について、シングル時代に大けがを負った右ひざの状態が良くないことをあげ「僕自身の右ひざが限界を感じていた。パフォーマンスをするうえでまだ限界は感じていないが、練習を積んで技のレベルを取っていく部分で努力ではどうしようもできないところに来てしまった。体がついていかないところが一番の大きな理由」と説明しました。
出典元:https://www.nhk.or.jp/
2008年にトリプルアクセルの練習中の転倒で、右膝前十字靭帯断裂という大怪我を負っています。
選手生命の危機となるほどの重傷で、一年間も休養が必要になりましたが、手術とリハビリによって2010年のオリンピックで銅メダルを獲得するなど復活を遂げました。
でも、症状が悪化したため2014年10月14日に一度引退しています。
当時28歳だったので、年齢的にもそろそろだと考えていたのかもしれません。
そんな彼が2018年7月1日に現役復帰すると発表して驚いた人は多いでしょう。
しかもブランクがある中、32歳という年齢で全日本選手権2位に輝くほどのご活躍を魅せました。
世界選手権代表入りは若い選手に経験を積ませたいと辞退したそうですがすごいですね。
そして、村元哉中から誘われてペアを組み、2020年1月からアイスダンスに転向しています。
もしかしたら現役復帰の発表より驚いた人が多かったかもしれません。
「かなだい」の愛称で親しまれた二人は四大陸選手権2位などの大活躍を魅せてくれました。
アイスダンスという競技の認知度を大きく高めてくれたといえます。
ただ、選手としてのご活躍は高橋大輔さんの右ひざに大きく負担をかけ続けていました。
朝起きて動けないほど痛む日や、痛みが出てきて練習を断念する日もあったそうです。
そのため、2023年に二度目となる引退を決めました。
一度目の引退から現役復帰した理由
高橋大輔さんは選手として不完全燃焼のまま引退してしまったと気付き、一度目の引退から現役復帰しています。
右ひざの怪我の悪化によって2014年10月14日に引退した後、アメリカのニューヨークにダンス&語学留学しました。
アイスショー出演や解説者・リポーターとしてのお仕事も順調だったようです。
ただ、一歩引いた立場から選手たちを見た時、自分の中で燻っている気持ちに気付きました。
当時のインタビューでも下記のように答えています。
このタイミングでの現役復帰について、「2017年の全日本フィギュアスケート選手権にテレビの仕事でナビゲーターとして立ち合いました。それぞれの立場、それぞれの目標を持って戦う選手たちの姿を見て感動し、『この緊張感の中で戦いたい、滑りたい』と思うようになりました。その為には、もう一度自分自身のスケートを取り戻す必要がある、その答えが『現役復帰』でした」と理由を説明。
出典元:https://mdpr.jp/
なお、最後の二年間くらいは自信がなくなってそのまま引退したことを悔やんでいたとか、勝てないとしてもそれぞれの気持ちを持って競技に取り組むのはありだと考えられるようになったなど、いくつか現役復帰を決めた理由はあるようです。
そんな中で一番大きな気持ちが不完全燃焼感だったんだと思います。
本気で取り組んできたからこそ、後悔を残したくないと考えたのかもしれません。
もちろん選手として厳しいトレーニングの再開は簡単な事ではありませんし、世間の反応など様々な葛藤があったことは間違いないです。
それでも全日本選手権2位という成績を残すほど情熱を持って現役復帰を果たしています。
若い世代にもきっといい刺激になったはずなので、本当に凄い選手といえるでしょう。
アイスダンスに挑戦した理由
高橋大輔さんは自分自身のスケートの価値観を広げるためにアイスダンス転向を決めました。
元々チャレンジ精神旺盛でジェットコースターに例えられるくらい行動力があります。
村元哉中さんから誘われたというきっかけがあったとはいえ、アイスダンス転向はとても魅力的に映ったようです。
メディアでも下記のように紹介されています。
その年、高橋選手は「自分のスケートの価値観を広げたい」と、33歳で男子シングルからアイスダンスへの転向を表明し、2020年からは村元哉中選手とカップルを組んでアメリカ・フロリダ州を拠点に活動してきました。
出典元:https://www.nhk.or.jp/
同じフィギュアスケートという括りとはいえ、33歳からの競技変更は相当大変だと思います。
それでも四大陸選手権2位や国際スケート連盟(ISU)公認大会で初優勝するなどのご活躍を魅せてくれました。
きっと「かなだい」ペアのご活躍は今後も末永く語り継がれていくでしょう。
高橋大輔の今後の活動は?
高橋大輔さんはスケートを中心にエンターテイメントの世界でご活躍していきたいと話しています。
アイスショー出演だけではなく、「次にやりたいこと」もあるといっていました。
2人は、競技の第一線は退きますが、今後もカップルを組んでアイスショーに出るほか、表現者として、それぞれ個人としても活動していくということです。
高橋選手は「シングルの時は、すっきりしない引退だったが、いまは次にやりたいことも明確にあって十分にやりきった気持ちだ。新たなスタートがここから始まる。スケートを軸にしていろんな形でエンターテイメントに関わりたい。アイスダンスを始めて“できない自分”も受け入れられるようになり、ちょっとしたことでも自分をほめ、前向きになっていくことができた。生きていくうえで何があっても大丈夫かなと思う」と気持ちを新たにしていました。
出典元:https://www.nhk.or.jp/
「次にやりたいこと」が具体的に何なのかは公表されていません。
ただ、2024年2月には彼が初めて総指揮をとったアイスショーも開催されます。
これまで現役復帰やアイスダンス転向など世間を驚かせるとともに、魅了してきてくれたので今後のご活躍も楽しみです。
何を成し遂げてくれるのか、これからも目が離せそうにありませんね。
高橋大輔の引退まとめ
- 高橋大輔の引退理由は二回とも「右ひざの怪我」が原因
- 具体的には2008年の右膝前十字靭帯断裂という大怪我の影響
- 一度目の引退から現役復帰した理由は不完全燃焼だったから
- アイスダンスに転向した理由はスケートの価値観を広げるため
- 今後はスケートを中心にエンターテイメントの世界でご活躍していく予定
今回はフィギュアスケートの高橋大輔さんの引退についてまとめました。
これまで驚くようなご活躍を次々に魅せてくれているので、今後のご活躍も楽しみです。
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